ベーシストはドラムを聞こう!Part3
- Riku Sugiura
- 2019年5月21日
- 読了時間: 3分
今回はベーシストはドラムを聞こう!の第三弾!グルーヴの肝となるスネアについて書いていきます!
なぜグルーヴの肝となるかと言うと、、
スネアはロックやポップス、ファンクなんかでは2拍目と4拍目に入るのが基本ですよね?
この2拍4拍目のアクセント(スネア)がバックビートと言われるものなのです。(アフタービートとも呼ばれます)
そしてこのバックビートがドラムのグルーヴ、更にはバンドのグルーヴにとても重要な存在になってきます!
そして他の楽器もそうですが、特にベーシストはリズム隊なので、ドラムのバックビート(スネア)は意識した方が良いです!
ちなみに合わせるだけならハイハットより簡単だと思います。なんせ1小節に2回しか出ないので、、
ただ、バックビートをしっかり意識してリズムを取りベースラインを弾くのは意外と最初は難しいです!
なぜかと言うと、日本人は1拍目と3拍目にアクセントが来てしまいやすいからです!
これは何故かというと、音楽の文化にあります。
日本の音楽の文化と言えば何か、、
代表的なのは演歌やお囃子などが思いつくかと思います。あとは小学校の音楽で歌っていたであろう「さくら」や「ぞうさん」なんかの有名な曲も思いつくかと思います。
これらのほとんどは1.3拍目にアクセントを取らながら歌ったり演奏する曲が多いです。
今でこそJpopやアイドルソング、アニメソングなんかも文化になってるとは思いますが、
やはり未だに1.3拍目の取り方をしている方は多いです。
最近では中学生の子にレッスンした際にも1.3拍目でとっていて、やはりまだ多いのだなぁと実感した所です。
さて戻しますが、バックビートを意識すると何が変わるか、、
一つは拍の感覚が安定します!
1.3にアクセントがある人は1小節に大きく2回しかリズムを取っていないというパターンが多いです。
ですが、2.4拍目にアクセントを入れると1.3という自然に足が動くところに加えて4回リズムを取る事になります。なので、1拍づつの感覚がとても安定します!
二つ目はリズムが安定します!
これは上に書いた事と似ていますが、拍の感覚が安定した事で2.4拍目に安心感が出てくると思います。ちなみに、スネアがしっかり聞こえてればGoodです!
少し難しいベースラインでも2.4拍目で落ち着いて弾く事が出来るのでフレーズが安定しますよ!
三つ目は裏拍に強くなります!
今まで1.3でとっていたら1小節にリズムをとるのは2回になっていましたね。
なので8分音符の裏拍を取る時は1カウントで2個とらなければならなくなります。16分の裏拍なら1カウントで4つです。
ですがバックビートを意識出来ると1小節に4回リズムが取れるので、
8分裏なら1回、16分の裏なら2回、が1カウントで取れる様になります。
大きいものを綺麗に4等分するのと2等分にするのでは難しさが全然違いますよね。
例えばきゅうりや長ネギなんかを4等分する時なんかは真ん中から切ってから更に真ん中を切った方が、端から感覚で4等分にする方が難しいのと同じ理論です笑
そして他にも沢山あります!出来るようになると新しいリズムの世界が観れるので楽しいですよ!
そして更に聞けるようになってくると、スネアの叩く細かいリズムの位置(前や後ろと言われてるもの)や、
立ち上がりや音色、ボリュームなんかを聞いて細かいけど大事なグルーヴを掴める様になります!
そして、それに対してベーシストならどうベースを入れてくかで楽曲の大事なノリが変わります。
あるプレイヤーなんかは完璧なリズムでレコーディングした後に、
ベースのトラックだけを後ろにづらして気持ち良いタメ具合を作ったりしてる人もいます。
本当にバンドのグルーヴの中で大事なドラムのスネア!是非注目して聞いてみて下さい!!
上手くなればドライブ感のあるグルーヴや気持ち良いタメなんかも自在に作れるようになりますよ!!ベーシストの醍醐味ですね!^ ^
次回はベースラインを作る上で欠かせないバスドラムです!
Landベーススクール
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